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起業家インタビュー ライフネット生命保険株式会社 出口 治明 代表取締役社長

ライフネット生命保険株式会社 出口 治明 代表取締役社長


プロフィール:出口治明 代表取締役社長

1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。
企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に東奔西走する。
ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。
2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。
2008年にライフネット生命保険株式会社に社名を変更、生命保険業免許を取得。現職。

主な著書
    「生命保険はだれのものか」(ダイヤモンド社、2008年)
    「直球勝負の会社」(ダイヤモンド社、2009年)
    「生命保険入門 新版」(岩波書店、2009年)
    「『思考軸』をつくれ」(岩波書店、2009年)
    「常識破りの思考法」(日本能率協会マネジメントセンター、2010年)
    「百年たっても後悔しない仕事のやり方」(ダイヤモンド社、2011年)
    「仕事は"6勝4敗"でいい『最強の会社員』の行動原則50」(朝日新聞出版、2012年)


編集前期

今回、インタビューにご登場頂くのは、事業開始後、わずか3年半で契約件数10万件を獲得し、マザーズ上場を果たしたライフネット生命の出口社長です。

ライフネット生命はマザーズに早期に上場しただけでなく、ネット販売を中心とする戦後初の独立系生命保険会社として、生命保険業の免許を取得した会社です。ご存知の方も多いと思います。

出口社長は還暦ベンチャーとして、60歳近くのときに、起業を決意したことや、30歳、年齢が離れた岩瀬副社長とのコンビもメディアから注目されました。

「保険料を半額にする」という、今までできないと思われていたことを、何故できたのか。価値観が違う人どうしが集まっても、早期に会社を急成長させることができた、ダイバーシティマネジメントの極意など、その秘密をお聞きしました。

還暦の時、躊躇なく起業しようと決意された出口社長の、決断の早さはどこからくるのでしょうか?

直感です。僕は直感を信じています。   

直感というのは過去の経験の全ての蓄積をもとに、脳がフル回転して判断しているわけです。時間をかけて考えても、いい結論にはならないと思いますので、直感を信じているのです。

それは、サラリーマンの時や、若い時からそうだったんですか?

よく上司から、「お前は答えが早すぎる、3つくらい考える要素があるだろう、よく考えてみろ」と言われていました。でも心の中では、「5つか6つのケースを十分考えているよ」、と思っていましたけどね。

出口社長に一番影響を与えたのは、どなたですか?

僕が一番影響を受けたのは、おそらくクビライです。大元・ウルスの皇帝だった人です。

どこに一番魅かれたのでしょうか?

それは、彼の柔軟性ですね。

国籍とか、宗教とか、信条とか、そういうものや社会常識に一切関係なく、優れた考え方を持つ人を愛し、人を自由に使うことができる偏見のなさ、ダイバーシティ(=多様性)を大事にする、彼の生き方ですね。

いつ頃から、信奉されてたんですか?

中学生の時からですね。

中学生の時から、プルタルコスが書いた英雄伝が大好きで、その延長でいろいろな人の伝記を読んできました。その中で、一番尊敬しているのは、クビライとダレイオスです。

中学生の時に、そういった伝記に出会い、そこから、生き方とかを学んだということでしょうか?

そうです。

本当に優れた人の生き方を見たり、考え方を見れば、参考になりますね。

参考にしている経営者とかは、いるのでしょうか?

よくそういう質問を受けるのですが、心から尊敬出来る経営者とまだお会いしたことがないんです。生きている人でも会ったことがなければ、クビライと同じですよね。なのでより優れた人から学んだ方がいいと思うのです。

僕が一番好きなのは、クビライ、ダレイオスが双璧ですけれど、あとはフェデリーコ2世とかハドリアヌス帝にも惹かれます。

僕は自分でビジネス書を書いていますので、天にツバする行為だと思っているのですが、百冊のビジネス書を読むよりは、古典を一冊読む方が、はるかに役に立つと思っています。哲学や歴史、文学を読む方が、人間とその社会がよく分かります。

なので、ビジネス書を読んだことはほとんどありません。古典の方が、はるかに面白いですね。

全てのビジネスというのは、人間とその人間が作った社会を相手にするものなので、人間に対する深い洞察が求められるのです。それは、たくさんの人に会い、たくさんの優れた本を読むことでしか養えないと、僕は思っています。

企業も全部人間だと思うのですが、数字とかビジネスモデルとかの方が重要視されることがありますよね。

数字、ファクト、ロジックが経営の根幹ですが、それは自分の頭で考えるべきものであり、ビジネス書を読んで、数字、ファクト、ロジックが強くなるとは、全く思わないですね。

数字やデータをよく見て、自分のアタマで考える方がはるかに役に立ちます。

ところで、ライフネット生命の設立時の資本金が132億円と巨額ですが、なぜ、これだけの巨額な金額になったのでしょうか?

生命保険は内閣総理大臣の免許事業で、法定資本金は10億ですが、相場が50億から、100億と言われていました。我々は親がいない、完全独立系の戦後初めての生命保険会社なので、多めの132億円を集めたのです。

相場からすると、そんなにかけ離れているわけではないのです。銀行と保険会社は装置産業なので、当初に巨額の設備投資が必要になるのです。

それだけの巨額な金額が必要なのはなぜなのでしょうか?

それは、システム開発にお金がかかるからです。

何十年という長期の契約をお預かりするわけですから、お客様のデータは、関東の山中と、関西の地盤の強固なところにサーバールームを借りて保存しています。そのための投資が必要なのです。

親会社があればその都度追加出資してもらえばいいのですが、ライフネット生命は独立系ですから、100億は絶対に集めないといけない、という気持ちがありました。

資本金が集められれば、自分達が理想とする会社を作れるという判断はあったのでしょうか?

免許をもらって、人を集めて、お金を集めて、システムを作る、というこの4つの課題さえクリアできれば、十分いけると考えていました。




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