起業家が身につけておくべき睡眠力

HIR87_hutonnouedenerusco500多忙を極める起業家。常に睡眠不足に晒されているイメージがあります。実際、起業家が自らのタスクを全てこなそうとすると、普通の人と同じだけの睡眠時間を確保できない事がほとんどです。例えば、ソフトバンクの孫氏の睡眠時間は3~5時間、ワタミの社長だった頃の渡邊美樹氏は4時間、Yahoo! CEOのメイヤー氏は4~6時間程度だと言われています。では、起業家にとって睡眠は重要でない生活の付属品に過ぎないのでしょうか。確かに、現実に起業家の多くが睡眠を十分にはとれていません。しかし、科学的なデータの多くは、睡眠不足は結局の所、仕事の質を下げるという事を示しています。そこで、今回は起業家にとって、最適な睡眠とは何なのかという事について、実例をもとに考えてみます。

 

1 起業家に睡眠時間確保が重要なわけ

ずばり、起業家に十分な睡眠が必要な理由は、「判断力」です。起業家は自らの起業の将来を左右するような決断を1日のうちにいくつもこなしていく必要があります。その為、「判断力」が少しでも鈍ってしまえば、それだけで自らの企業に多大な影響を及ぼしてしまう可能性が高いのです。では、睡眠が不足しているだけでどの程度「判断力」が鈍ってしまうのでしょうか。ハーバード大学のチャールズ ・ツァイスラー氏は、24時間寝ずにいる、もしくは週5時間のみの睡眠は、血中アルコール度0.1%に相当すると述べています。お酒に酔った状態で何かについて「正しい決断」をする事は非常に難しい事は想像がつきますよね。また、ノートルダム大学の認知神経学者であるジェシカ・ペイン氏も20分「パフィーマンスが2〜3倍になる」と言っています。特に、起業家の毎日は非常にタフです。体調を自分に最適なコンディションに整えておく必要があります。従って、睡眠は決して無下にできない重要な要素であるといえるのです。

 

2 起業家の実例に学ぶ睡眠時間の確保方法

起業家に十分な睡眠が必要な理由をご理解いただけたでしょうか。とはいえ、やはり起業家が自分に必要な睡眠時間を確保する事は至難の技であるといます。ここでは、実際に世界の起業家はどのように睡眠時間を確保しているのか見ていきましょう。まずは、ホリエモンこと、堀江貴文氏。堀江氏は、睡眠時間を削る事の非効率さを強く主張しています。しかし、そんな彼であっても、起業当初に8時間もの睡眠時間を確保する事は難しかったようです。その為、オフィスにベッドを用意して移動時間を削り、食事は出前をとっていたそうです。元スターバックスCEOの岩田松雄氏も夜12時に寝て、朝6時半に起きる生活をしています。彼は、コマ切れ時間に様々な事の整理に使う事で、6時間睡眠のサイクルを守るようにしているといいます。こうした例を見てみると多忙な起業家が十分な睡眠時間を確保する為には、他のタスクにかける時間を削ってみたり、注意を払って毎日の時間の使い方を決める事が重要だという事がわかります。

 

勿論、単純に長く寝れば良いというものではありません。人にはショートスリーパー派とロングスリーパー派がおり、自分に合った睡眠時間を選ぶ事が重要だという調査結果も存在しています。以前、『21世紀は、朝の使い方が人生を左右する!?』で、早起きが起業家に与える影響について詳しく書きましたが、自分に合った睡眠時間という事に限れば、それと同じだけ睡眠時間が起業家に与える影響も大きいようです。「睡眠も仕事のうち」といいますが、まさに起業家にとって睡眠不足は決定的なミスを犯す一つの原因になると考えられます。更に、起業家は、常に大きなプレッシャーに悩まされる運命にあり、日々癒しを必要としています。睡眠はそんな起業家の毎日の癒しになる可能性の高い数少ない生活習慣です。起業家の仕事をスポーツに例えるとすれば、「短距離走」ではなく「マラソン」。毎日走り続ける為にも、あなたにあった睡眠時間を見付け、その確保に全力を注ぎましょう。


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