起業家に必要な人のモチベーションを高める能力

N112_nekutaiwonaosudansei500人の悩みの多くは人間関係にまつわる事であるといわれています。起業家であっても、それは同じ。社外には取引先の社長や投資家、社内には部下や共同経営者と、多くの人に囲まれて生きている以上「人間関係」が悩みの種となることは日常茶飯事です。特に、社内の人間のやる気が上がらない、仕事を思うようにやってくれない等という事は企業を経営していれば、誰もが経験している事であるといえます。今回は、起業家を取り巻く「人間関係」のうち、社内の人々のモチベーションをどのように上げれば良いのかをテーマに考えていきたいと思います。

 

1、人のモチベーションを上げるのに最も手っ取り早い方法は「お金」

人が働く理由は個々人によって違いはあるものの、基本的には「お金」を得る為です。最近のアンケート調査でも15~25歳の若者の実に「64.2%」が、お金のために就業していると答えています。そのため、多くの経営者が市場原理に従って、お金で人のモチベーションを高める方法をとっています。しかしながら、スタートアップ企業は、お金によって優秀な人材を雇えるほど、経済基盤がしっかりしていません。僕自身もスタートアップ企業の経営をしていますが、様々な要素にお金をいかに、かけないかが重要になってくる事を実感しています。企業経営には人件費以外にも、オフィス代、備品代、交通費や光熱費など毎月多くのお金がかかります。従って、お金をかけずに社内の人々のモチベーションを上げられる方法を身につけておく事が非常に重要になってくるのです。

 

2 人のモチベーションは感情に左右される

当然の事ながら、人のモチベーションは感情によって成り立っています。従って、いくらあなたが相手の理性だけに訴えかけ続けても、相手のモチベーションが上がっていく可能性は低いと言えます。例えば、いくら理詰めで、相手にその仕事を説明して欲しい理由を説明しても、モチベーションを高めるまでには至らないでしょう。それよりも、自分がなぜ相手にその仕事を任せたくて、どれだけその仕事が重要なものなのか、という事について熱を持って、伝えた方が相手は動いてくれます。相手の喜怒哀楽を利用してうまく巻込んでいく事が重要だといえます。また、自分に対しての相手の感情もモチベーションを左右させます。そもそも人は、好きな人からの頼みであれば、聞いてくれるものです。仕事は友人関係とは違うとしても、信頼関係を結べているかどうか、という点は重要です。普段から、社内の人間と信頼関係を形成しておく事も大切でしょう。

 

3 会社のビジョンを浸透させる

アップルのスティーブ・ジョブズやAmazonのジェフ・ベゾス等、イノベーティブな会社の経営者の多くは、ビジョナリーであるといわれます。ビジョナリーとは、ビジョンを会社内に深く浸透させる事が出来る人の事をいいます。自社が行っている事業が、どのように社会に影響を与え、その結果、社会がどのように変わっていくのかを上手に示す事ができれば、人は自然と自発的に自分の仕事に意味を見付け、働いてくれるものです。そのためには、社長自らが、自社のビジョンを誰よりも深く考え、理解し、魅力的に語る事が必要となってきます。

 

いかがだったでしょうか。僕自身も企業経営をしていて、人との信頼関係の構築の大切さや、芯のあるビジョンの大切さは痛感しています。特に芯のあるビジョン構築は大切です。ビジョンが無ければ、企業経営は必ずぶれます。それは、社長自身が経営上の判断の基準を持っていないのと同じ事だからです。基準が無ければ、当然、判断はその場限りのものにならざるを得ません。そうなれば、結果的に社内の人間との信頼関係は崩れてしまうでしょう。つまり、部下のモチベーションを長期間高いままに保つためには、まずはビジョンをしっかり策定し、それをもとに信頼関係を結んでいくことが大切であるといえるでしょう。

 


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