起業家に必要な文章術

PAK86_iphonetomemo20140313500コミュニケーションを必要とする職種である以上、起業家にも文章を作成する能力は必須です。営業先とのメールのやり取り、社内に送る年始の訓示、投資家を説得するためのプレゼン資料...。起業家が文章能力を必要とする場面は実に多く存在しています。

そこで、今回はなかなか注目されない起業家に必要な文章能力とその身につけ方を書いてみたいと思います。

 

1、相手の立場に立つ

起業家に限らず、客観性を持つことは、文章を書く上での基本であるといえます。文章は、コミュニケーションツールです。従って、相手がいなければ成り立ちません。つまり、もしも相手が特定できる場面で文章を作成しているのならば、相手の立場に立って、その人がどのような事を求めているのかを考えた上で、書く事が重要になります。例えば、相手が取引をしたい企業の社長であれば、「あなたの会社にとって自分たちがどれほど役立つ事ができるのか。」という事を伝えるべきであって、「自分たちのビジネスが先進的である」という事ばかりを伝えても意味がありません。特に社会的に上位の立場にある人ほど、自分に役立たない文章を読む作業に当てられる時間はありません。相手の立場に立ち、文章を作る事はあなたの文章がすぐにゴミ箱に捨てられる事を未然に防いでくれるのです。

 

2、最初の3文目までに読者にメリットを示す

何事も、それをする意味が分からなければ人は行動を起しません。あなたの書いた文章を読者が最後まで読んでくれるかどうかも、その文章を読む意味をあなたが相手に伝える事ができるかどうかにかかっています。

読者への動機付けをする方法は二つあります。一つは文章自体を面白いと思ってもらう方法です。もしも、その文章の文体やリズムが心地よいと読者に思ってもらえれば、読者に意味のない文章でも読んでもらえる可能性は高まります。冗談を交えつつ、読者を惹き付けていくのもこの手法であるといえるでしょう。しかし、この方法を効果的に使用できるのは、コラムニストやプロのもの書き等、一部の人間だけです。また、場面によっては適さない場合もあります。

では、プロの書き手では無い場合にはどのような方法で、読者への動機付けを行えば良いのでしょうか。それは、1で述べたように、その文章が相手にとって役に立つという事を示すことです。それも、冒頭3文目までに述べる必要があります。それまでに、その文章が相手に役立つという事を示せば、少し文章自体が稚拙であっても読者は文章を最後まで読んでくれる事でしょう。

 

3、伝えたい事は一つに

プレゼンでも、相手に伝えたい事は一つにして、それだけでも相手に伝われば成功であるといわれます。文章も情報を伝達するツールである以上、それは同じ事です。文章を書き始める前に、その文章内で伝えたい事を一つに絞りましょう。そして、あなたが最も伝えたい事を相手に伝えるには、どのような方法が一番効果的であるかを探りましょう。

 

4、出来るだけ簡潔に

結婚式で最も退屈な場面は、おそらく、親戚のおじさんの長ったらしいスピーチでしょう。どんなに良い事を言っていて、本人が盛り上がっていたとしても、聞いている方は睡魔と戦っているなんて事も少なくありません。文章も同様で、無意味に長かったり、余計な部分をはぎ取れていなければ、読者は途中で飽きて読むのを止めてしまいます。2で述べたように文頭で読者の興味を引く話題やジョークを述べた後で読者のモチベーションを挙げていれば、少々堅かったとしても簡潔で要点が述べられていれば、余計な事を言わなくても読者はついてきます。

 

文章の技術を習得する効用は、メールでの伝達能力が上がる、企画書が通りやすくなる等といったものだけではありません。例えば、本文で述べように、相手の立場に立って物事を考えたり、要点をつかみそれを簡潔に言葉にする事は、あなたの文章能力を上げるのみではなく、ビジネス能力を上げる事にも直結します。少しの時間でも定期的に、文章訓練をする習慣を付けておく事をおすすめします。

 


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