次世代の起業家Elon Musk: テスラモーターズ、スペースX、ソーラシティーへの想い 最終回(TED Talks)

Cascading Stream under Sunlight in Forestさて、本日は先日お伝えした起業家Elon Muskの動画の翻訳スクリプトの続きになります。

前回のパートではスペースX社についての話でした。

今回の最終パートでは、イーロン達が進めているスペースXのプロジェクトの現状と、なぜイーロンが考えられないくらいの大きな事業を次々と進められているのかを、イーロン自身が述べています。

前回の記事の続きで、最終回になります。再生時間を16:33に早送りしてからお楽しみ下さい。

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Elon(16:33):  そうですね。スペースX社、他の民間会社、そして政府は互いに協力して、複数の惑星に対しても広がりをもつという方向性に–現段階で現実的なのは火星ですが–進む必要があると思います。そのためには、他の惑星に基地を作り、本当に複数の惑星にまたがる種となるまで、その方向性を築いていく必要があるのでないでしょうか。

司会者(16:53): 再利用可能にしよう、というアイデアは実際にどこまで進んでいるんだい? 今見たのはシミュレーションの映像だったけども、現段階はどこまで進んでいるのかな?

Elon(17:00):  実は、最近その点に関して大きな進展がありました。グラスホッパー・テスト・プロジェクトと呼ばれているもので、着陸の最終段階にあたる非常に難しい垂直着陸の部分を実験しています。ですが、テストで良い結果が出ています。

司会者(17:16): 見せてもらって良いかな?

Elon(17:17):  ロケットのサイズが分かるように、カウボーイの格好をしたジョニー・キャッシュに真似たマネキンをロケットに縛り付けています。

司会者(17:25): では実際映像を見てみましょう。これが何かと考えると、本当にすごい映像です。こんな映像は決して見たことないと思います。ロケットが打ち上げられ、そのあと—

Elon(17:35):  このロケットの大きさは、おおよそ建物の12階くらいです。

(映像)

約40メートルの高さでホバリングしています。

(映像)

絶えず角度を調整しながら、ピッチとヨーを主力エンジンで、ロールを石炭ガス噴射機で制御しているのです。

司会者(18:10): かっこ良すぎるよ。イーロン、どうやってこれをやったんだい? これらのプロジェクトは、PayPal、ソーラーシティ、テスラ、スペースX、どれもすべてからかけ離れていて、とてつもなく志の高いプロジェクトだよね。

一体どうしてそんな革新的なことが1人の人間にできるのんだい? あなたについて教えてくれないかな?

Elon(18:38):  正直なところよく分かりません。今の質問には良い答えを持ち合わせていません。ただ、良く働きはします。それくらいでしょうか。

司会者(18:50): 私には仮説があります。

Elon(18:51):  伺いましょう。

司会者(18:52): 私の仮説では、あなたにはデザインをシステムのレベルで考える能力があるのではないかと思っていて。そして、デザインとテクノロジーとビジネスを—TEDみたいな感じですが、TBDですね—デザイン、テクノロジー、ビジネスを一つのものにできて、さらにほとんどの人ができないような方法で総合することができる。

そしてここが肝心なんですが、そのまとめ上げたものにとんでもなく自信を持っていて、さらにとんでもなく大きなリスクも負うことができるということで。しかも、あなたは自分の財産をそれに賭け、しかも何度も何度もやっています。これは、ほとんど誰にもできないことです。

その秘伝のタレを教えてくれないかい? その方法を教育システムに組み込んだり、誰かが学ぶことはできないかな? あなたがしたのは本当に驚くべきことなのだからね。

Elon(19:35):  ありがとうございます。私が思うに、考えるための素晴らしいフレームワークがあります。それは、物理学です。原理と推論とは、、、、ええと、私が言いたいのは、つまり物事を根本的な真理まで煮詰めて、そこから推論するということです。

分析をして推論するというのでなく。我々は生きていく上でアナロジーによる推論をしています。これは実のところ本質的には、人のしていることを真似ていて、それを少しだけ変えるということです。それは必要なことです。そうしなければ精神的に一日も持たないでしょう。

ですが、何か新しいことをしようという時は、物理学のアプローチを使う必要があるのです。物理というのは、量子力学のような直感にはわからないようなことを見つける方法です。だからそのようにするのが重要だと私は思っています。

あとは、ネガティブなフィードバックに注意を払うことも大切です。特に友人に意見を求めることが大切ですよ。とってもシンプルなアドバイスかも知れませんが、ほとんど誰もやっていないことです。これはすごく、信じくれないくらい力になります。

司会者(20:39): 見ている子どもたち、物理を勉強しようね!この人に習って。イーロン、丸一日でも続けたいところですが時間です。TEDに来ていただき本当にありがとう。

Elon(20:47):  こちらこそありがとう。

司会者(20:50): 本当に良かった。本当にかっこよかった。観客席の方向こうを向きましょう。本当に素晴らしかった。ありがとうございました。

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類希な素晴らしい起業家だと思います。残念なことに、現在日本ではほとんど知られていない起業家です。しかし、米国では毎日の様にビジネス、起業関係の雑誌などで見かける起業家です。

恐らく、小金を稼ぐ為に起業をする、という観点から起業を見ると、アナロジーをして改善をしていく、という方法が一番近道かもしれません。

しかし、革新を起こす為に、真理まで物事を煮詰めて始める、ということが革新的な起業をすることにとって非常に重要ということでしょう。このことは、先日、起業家インタビューでお伝えした株式会社ユーグレナの出雲社長が事業のためにされてきたことからも読み取れるかと思います。

これから、革新的な事業を興したい方たちには(非常にスケールの大きい起業家でしたが)考え方やリスクを恐れない姿勢など、参考になったのではないでしょうか。


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