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起業家インタビュー ライフネット生命保険株式会社 出口 治明 代表取締役社長

ライフネット生命保険株式会社 出口 治明 代表取締役社長


免許を取るというのは、大変だったと思いますが

1年半くらいかかりました。

その間は、資本金から食いつぶしてたんですよね

 
今でも食いつぶしていますよ。

マザーズに上場しましたが、いまだにキャッシュアウトは続いています

生命保険というのは、最低でも10年、20年という長いビジネスですから、最初の5年とか10年は資本金を食いつぶして新規契約をとって、後に大きく黒字化するというビジネスモデルだからです。

今年の3月にマザーズに上場しましたが、生命保険業で開業してから、3年10ヶ月でマザーズに上場したというのは、世界新記録じゃないですか?

生命保険というのは、10年、20年経営をして、やっと黒字が出て上場するというのが普通のパターンですから。この先は、当然のことですが、数年以内に東証一部を目指します。

私たちの目標は百年後に世界一の生命保険会社になることです。

マラソンでいうと、まだ競技場を出たばかりで、まだ2,3キロ走ったくらいのところでしょう。

歴史をみると、ビジネスは初めからグローバルですから、国内で大きくなってから、その次に海外という発想は理解できないです。国内であれ、海外であれ、機会があれば、挑戦するというのがビジネスなので、ライフネット生命は初めから、グローバルというスタンスで臨んでいます。

最初の株主の中にも外資を入れたので、毎月英文でもレポートを送っています。今回、マザーズに上場しましたが、IRサイトは英文でも用意しています。私たちは小さくて、まだ赤字企業ですが、チャンスがあればグローバルに進出することを初めから想定しています。

ライフネット生命を作られるときに、マニフェストの他「比較が簡単にできる」、「他の会社に比べて保険料を半額に」というコアバリューを立てられましたが、海外に行かれるときも、同じように考えておられますか?

生命保険は全世界免許事業ですから、それは、その国の事業パートナーと良く相談して、その国に合ったコアバリューを作っていくしかないと考えています。国によって社会保障も違い、文化慣習も違うわけですから、日本のものをそのまま輸出できるほど甘くはないです。

ということは、ライフネット生命にとっての一番のコアバリューはなんでしょうか?

それは、マニフェストに書いてある通り、世界で一番いい保険を作るということです。

ライフネット生命のマニフェストは、「正直に経営し、わかりやすく、安くて、便利に」ですが、我々のコアバリューは、どの国であっても「正直に経営し、わかりやすく、安くて、便利な保険を供給する」ことが市民の生活に役に立つ、ということで、ここは我々のゆずれないところです。

わかりやすく、便利というと、当たり前のように聞こえるんですが、しっかり実現されているところがすごいところですよね。私も生命保険を申し込もうとしたときに、色々と条件がついて、約款とかとてもわかりにくかったのを覚えています

ええ、わかりやすく、便利にということを、徹底して実行することは、難しいことだと思っています。

ライフネット生命の約款を読んでいただけたら、分量も少ないですし、はるかに読みやすいことに気付かれると思います。

話は変わりますが、副社長との関係についてお聞きしたいのですが、年齢が30歳近く離れているということもあり、価値観が違ったりすることはありませんか?

価値観が違うという質問を皆さん良くされるんですが、僕には理解ができません。例えば好きな歌手であれば世代が違うということはあるかもしれませんが、ビジネスというのは、趣味で経営をするものではありません。


ライフネット生命の場合には、マニフェストというコアバリューがあり、年々の経営計画があるわけです。そうすると、僕と岩瀬にかぎらず、幹部社員で議論をして、今年の目的を達成するために、どうやれば一番合理的で、効果が大きいか、それを数字、ファクト、ロジックで議論するだけですから、むしろ価値観が違ったり、多様なバックグラウンドを持った人がいる方が良い意見が出ます。

もし、同年代で同質の人ばかりだったら、遠慮しあって、あるいは競ったりして、言いたいことを言えないままになりがちです。

むしろ、価値観が違う方がビジネス上は意見がまとまりやすいと思っています。だから、良く年齢が違って、意見が衝突しませんね、という質問を受けますが、それは、きっと趣味の経営を考えておられるんだろうと思います。

自分の価値観、例えば、「このコマーシャルがいいからすぐ実施しろ」、そういう私的趣味で経営をしていれば、年代が違っていると大変ですが、私たちはコマーシャルにしてもまず、地域を限定して小さく実施してみて、一件あたりの獲得コストをしっかり数字で調べ他の媒体と比べてどうか、という議論をして行うので、数字、ファクト、ロジックで普通に経営しているかぎり、むしろ価値観が違った方が意見がまとまりやすいと思います。

今、趣味の経営とおっしゃったんですが、これについてもう少しお聞かせください。

個人の趣味と、経営とは無関係なものです。プライベートな生活であれば、好みはありますが、仕事というのは、会社の哲学、目的があり、それを達成するために、どうやればみんなが合理的に、そして元気に明るく楽しく働けるのかということに尽きます。仕事は数字、ファクト、ロジックのみで行うべきであって、個人の趣味や好みは関係ないと、我々は考えています。

会社を立ち上げるときに、出口社長の想いや、こういう保険会社を作りたいとかありましたか?

「保険料を半分にして、安心して赤ちゃんを産んで欲しい」というのが、起業の動機です。

会社の憲法である、コアバリューはマニフェストという形で、「正直に経営し、わかりやすく、安くて、便利な商品・サービスを提供する」と、僕と岩瀬とで徹底的に議論をして、コアバリューを作りました。コアバリューを作り、会社を立ち上げて、仲間を集めた以上は、後は、毎年の経営計画をどうやって達成するかだけです。それを、数字、ファクト、ロジックのみで考えて実行するのが経営だと僕は思っています。

最初のコアバリューを作る時のディスカッションでは、色んな意見のぶつかりあいはありましたか?

それは、5時間、6時間、と毎回議論をしていきました。議論を通して、どういう会社を作りたいかという、二人の想いで一致したものをマニフェストとして揚げているわけです。ライフネット生命という会社は、徹底的に正直に経営をして、情報公開をしよう、わかりやすく、安くて、便利な商品・サービスを提供しようということで、二人の意見が一致したわけです。

それをプロのライターに24の文章に書き記してもらって、憲法となるマニフェストを作りました。あとは、マニフェストを守って実行に移し、会社を大きくしようと考えているわけです。

自分の個人の価値観とは違うけど、ライフネット生命としては、こうしようというものはあったんでしょうか?

価値観が違っていたら、一緒にやっていなかったと思います。

個人の生活であれば、価値観は色々違うと思いますが、ある業種を選んで、生命保険をやろうということで、二人で徹底的に勉強して調べ、どういう会社が望まれているのか議論をしました。そこから、自然にマニフェストができたわけですが、そこで、二人の意見の一致がなければ、パートナーにはなれないですね。




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