スマートウォッチ「moto 360」を使って一週間。スタートアップ的な視点から考えた事。

IMG_0068私自身の作っているプロダクトの関係から、スマートウォッチを使ってみる必要があったので、先週の土曜日に並行輸入品のmoto 360を購入してみました。ほぼ一週間使い込んでみて、ひとまず自分の中で評価が出来る状態になったので、僕個人が持った感想を書いてみようと思います。

 

 

 

 

1、使用感

やはり、多くの人が言っているように、moto 360はAndroid wear の中でも圧倒的に格好良いです。ベルトのチープさが少し気になりましたが、付け替えが可能ですし、デザインだけで言えばほぼ満点でした。十分に所有欲を満たしてくれる見た目だと思います。

次に中身ですが、まだまだβ版感が抜けていません。主役であるはずのアプリのリストは少なくとも三回以上画面を触れなければ出てこない設定になっていますし、出てきたリストも文字ばかりで、簡単に認識できるようなものではありませんでした。

バッテリーもやはり持ちを心配せずに一日中過ごせるほど、安心感はありません。メイン画面に表示される時計は他のウォッチ型デバイスと比べれば優れたものですし、Googleストア内にあるアプリを使えばデフォルトの時計盤以外のデザインも選べますが、まだまだ洗練できる気がします。通知機能も、時計内で完結できる作業がまだまだ少ない為、スマートフォンの通知機能に毛が生えた程度のものにしかなっていませんでした。

 

2、何に使うものなのか?

先日、Apple watchの発売が来年の春にあるとの発表がありました。また、Microsoftがウォッチ型デバイスを発売するとの噂もあり、一気にウォッチ型ウェアラブルデバイスが盛り上がってきた感があります。

ここで問題になるのがおそらく、「これは何に使うものなのか?」という事でしょう。その議論が発展して、「ウォッチ型デバイスは一部のガジェットフリークにしか流行らない。」とか、「スマートウォッチというカテゴリーが普及する気配はまだまだ」だとかの評価を良く聞きます。僕も、その展開は十分にありえる話だと思います。

なぜなら、僕自身も一週間使ってみたものの、これを何として利用すべきか、最適解を見いだせていないからです。勿論、鞄にデバイスが入っていてそこに来た通知を確認するという用途が、今のところ最も一般的な使い方ですし、そういう意味では便利です。しかし、100$〜300$、場合によっては、それ以上するものの機能としてそれでは、費用対効果が無さ過ぎます。通知機能として使う以外に何かメリットを押し出していかなければ、やはり一部のガジェットフリークのおもちゃ以上の何物にも成り得ないのではないかと思います。

今、使える機能の中で一番可能性があるのは、Google Nowでしょう。Google Nowは、その人がその瞬間に一番必要としている情報のカード(時刻表や天気、ニュースなど)を表示してくれる機能です。これまでは、スマートフォンでも利用可能でしたが、Google Nowのコンセプトからすれば、いちいち鞄やポケットからスマートフォンを出して、カードを見るためにロックを解除し、場合によってはアプリを起動させなければならないというのは、あまりにもスマートじゃなさすぎだと思います。

その意味では腕に装着されていて、ワンタッチでGoogle Nowを見る事が出来るというのは非常に使い勝手が良いといえます。ただし、問題が無い訳でもありません。Google Now自体が歴史の深いサービスでは無く、また全自動でカードの表示をコンセプトとしている為、本当に「今、ここで」必要なカードが100%表示されるという訳ではないのです。僕自身のオフィスは恵比寿にあり、家は京王線の沿線にあるのですが、ちょうど通勤時間に、家から恵比寿までの移動時間のカードが出るのは、一週間に一回だけでした。。こうした問題が解決できるようになれば、スマートフォン、タブレットに次ぐ、スマートウォッチ市場が出来上がる可能性は十分にあると思います。

 

3、アプリ開発の視点から見て考えるべき事は何か

先述の通り、まだまだβ版感は否めないので今後のアップデート等を注視していく必要があるでしょう。現時点で、このデバイスに向けて何かのアプリをリリースしようとするのは、時期尚早かもしれません。ただし、スマートフォンの画面が腕に装着されたと考えれば、非常に大きな進歩です。鞄やポケットから出さなければ使えないというのは、本当の意味でスマートとは言えません。Google Nowなどのように、即時性の高いツールを考えてみるのも良いかもしれませんね。

 


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